安倍前首相が自民総裁選“岸田氏切り捨て”か…河井夫妻「1億5000万円問題」が逆鱗に触れた?

公開日: 更新日:

 菅首相と岸田元外相の2人が名乗りを上げている自民党の総裁選。はたして、キングメーカーを狙う安倍前首相は、どちらを支持するのか。2人を両天秤にかけているのだろうとみられていたが、ここにきて「岸田氏を切り捨てた」という臆測が広がっている。

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 事実上、安倍前首相が率いている党内最大派閥「細田派」(96人)は、派内の意見がまとまらないため、総裁選は「自主投票」も想定していたという。ところが、安倍前首相が派閥幹部に電話をかけ「自主投票はよくない。菅支持で行くべきだ」と伝えたという話が流れているのだ。

「現在、安倍さんは無派閥ですが、衆院選後には派閥に戻り、領袖に就く予定です。だから、派閥がバラバラになることを危惧したのだと思う。派閥に所属している下村博文氏が出馬表明していることもあって、もし自主投票となったら、派内は“菅支持”“岸田支持”“下村支持”と四分五裂しかねない。派内が割れないように一致結束、まとまるべきと考えたのでしょう」(自民党関係者)

岸田氏は「政治とカネの透明化」掲げ

 と同時に、岸田氏に不安を感じた可能性があるという。岸田氏も安倍前首相からの支持を期待しているはずだが、出馬表明して以来、“政治とカネの透明化”を掲げ、買収事件で逮捕された河井夫妻に渡った党のカネ1億5000万円についても解明すべきだ、と訴えているからだ。あの1億5000万円は、安倍政権時代に支出されたもの。まさに、安倍前首相が当事者である。1億5000万円に注目が集まったら、また安倍前首相に疑惑の目が向けられる。

「岸田さんがどこまで1億5000万円の“真相解明”に本気なのか分からないが、優柔不断で世論に迎合しやすいだけに、安倍さんが“総理総裁にしたら危険だ”と考えたとしても、おかしくありません」(前出の自民党関係者)

 安倍政権の8年弱、岸田氏はひたすら安倍前首相に忠誠を尽くし、禅譲を期待したが、結局、前回の総裁選ではハシゴを外された。また、同じ道をたどるのか。

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