菅首相の頭の中は横浜市長選でいっぱい…コロナ対策そっちのけ、弟分応援のデタラメ

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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は東京など6都府県に発令中の緊急事態宣言を拡大し、まん延防止等重点措置を適用している京都や福岡など7府県を宣言の対象に追加する方針を固めた。

 東京などは8月31日までの期限を9月12日までに延長。追加地域は8月20日から9月12日までとする。

 繰り返される緊急事態宣言の発令と延長にはいい加減、うんざりしてしまう。菅首相は7月30日の会見で「8月末までの間、今回の宣言が最後となるような覚悟で政府をあげて全力で対策を講じていく」と決意表明していたが、結局、何ら有効な手立てを講じることが出来ずに期限延長となったわけだ。

 この間、野党側が求める臨時国会に一切応じず、菅首相は一体、何をしていたのかと思ったら、盟友が出馬する首長選で頭がいっぱいだったらしい。22日投開票の横浜市長選だ。

 同市長選では、前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)や、元横浜市大学教授の山中竹春氏(48)ら過去最多の8人が出馬。報道各社の世論調査では、小此木、山中両氏が激しく競り合う事実上の一騎打ちとなっている。

「待ったなし」は横浜市民だけではない

 選挙争点のひとつは、菅首相が観光振興策として強く推し進めてきた、横浜港へのカジノを軸とする統合的リゾート(IR)誘致の是非で、小此木、山中両氏はそろって反対の姿勢を打ち出している。そんな中、市内の有権者のもとにこんな文面の手紙が届いたという。8月初めのことだ。

 手紙の主は<衆議院議員の菅義偉>とあり、こうつづられていた。

<市民の安全を守り、待ったなしの横浜改革を進め、市民に寄り添う市政を実現できるのはおこのぎさんしかいません>

「いくら菅首相の地元であり、気心が知れた弟分を支援したいとはいえ、このコロナ禍で地方選挙に首を突っ込んでいる暇があるのでしょうか。それに菅首相の肝いり事業であるIR誘致に反対している候補を支援するというのもワケが分からない。ならば、他の地域で展開されているIR誘致運動にも反対するのでしょうか」(手紙が届いた市民)

 コロナ禍による医療体制ひっ迫の状況下で、「安全」を求めて「待ったなし」の状況にあるのは横浜市民だけではない。国民全体なのだ。横浜市民はよ~く考えて投票してほしいものだ。

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