森健
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森健防災・BCP(事業継続計画)アドバイザー

1966年生まれ。防災・BCP講座「BB.univ」学長。静岡県庁防災局(現・危機管理部)などで12年間、防災の実務を経験後、住友電装で新型インフルのパンデミック対策を指揮。官民双方の現場を知る防災のプロ。

<3>会社で被災…事前チェックと避難訓練で確認したいこと

公開日: 更新日:

PCデータは毎日バックアップする

 テレワークの人はともかく、社会人は一日の多くを職場で過ごす。仕事中に被災する可能性はかなり高いだろう。職場における防災・危機管理についてチェックしておこう。

 職場の防災も、自分の身は自分で守る「自助」の視点が重要だ。まずデスクなど身の回り3メートルの範囲から点検しよう。

 一番は、パソコンだ。デスクトップなら、本体の転倒防止はできているか。できていなければ器具で固定したり、粘着マットを敷いたりしてすぐに対策を。ノート型を書類などと一緒に棚などに立てかけている人は、その棚も固定したい。

 データのバックアップは? 「データプロテクションレポート2021」によると、企業におけるデータ復旧は6割が失敗している。バックアップしていても頻度が不十分だったり、そもそもしていなかったりすることに加え、障害などが重なってデータ保護のほころびが生じる。データのバックアップは毎日行うことを習慣づけたい。

 周囲に高さのある什器など「転倒リスク」のある備品はないか。東日本大震災では、首都圏の高層ビルで長周期地震動が発生。固定していないコピー機やキャスター付きの棚などが大きく移動して危険が生じた。

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