山形県で絶滅のはずのイノシシが増殖…救世主は「ジビエ料理」か

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 山形県では明治末期以降、「絶滅種」とされていたイノシシが近年増え続け、農作物への被害が増えている。県環境部によると、「2019年は422トン相当の稲や飼料作物、かぼちゃなどの野菜が被害に遭い、その額は7438万円ほどに上る」という。

 イノシシによる被害は、農作物だけではない。18年に岐阜県の養豚場で発生した豚熱(CSF)は、野生のイノシシでも感染が確認されている。養豚場で豚熱が発生した場合、殺処分を行わなくてはならない。そのため、イノシシ増殖による養豚業者への影響も懸念されている。

 山形県では、02年に天童市で1頭のイノシシが捕獲されてから、県内で増殖が確認され、16年には前年比で2.6倍に急増。主な生息地は県南東部や蔵王連峰の南北両端。

 イノシシ増殖の主な原因は温暖化や人口減少による過疎化とされ、北陸や東北地方にも分布範囲を広げ、全国的に拡大している。

 13年には、環境省及び農林水産省が「抜本的な捕獲強化対策」を示し、全国のイノシシの生息数を23年度までに約100万頭から50万頭に半減することを当面の目標とした。

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