岡崎英生
著者のコラム一覧
岡崎英生フリーライター

1943年生まれ。早大仏文科卒。漫画編集者、原作者、週刊誌ライターをしながら、農園生活を満喫。珠玉のエッセーを書いている。「畑のおうち―クラインガルテンの12カ月」「富良野ラベンダー物語」などの著書がある。

野菜づくりの喜び!「自家産」と思うと料理と酒も一段とうまくなる

公開日: 更新日:

 焼いても、炒めても、蒸しても、どうやってもおいしいのがナス。私の畑では5月初めに植えつけた3株のナスが順調に生育。すでにあれこれと調理して楽しんでいるが、梅雨が明けて一気に高温乾燥が続くようになると、ナスは株にやや疲れが見え始める。

 そこで大胆に枝を剪定(せんてい)し、元の大きさの半分くらいまで切り戻す。このとき株元にスコップを突き刺して、根切りという作業も行う。これは新しい細い根の発生を促すため。次に株の周りを軽く耕して、土壌の酸性を中和する苦土石灰を散布し、有機化成肥料を追肥としてほどこす。

 こうしておくと、約2週間後には剪定したところから新枝が伸びて花が咲き、再びナスが実り始める。これが、いわゆる秋ナスだ。

 秋ナスは果皮が薄く、みずみずしいのが特徴。わが家では、まずは私が長年管理しているヌカ床に入れられて、ヌカ漬けになる。何日も漬けておくと乳酸発酵が起き、酸っぱくなるので、なるべく早めに取り出し、まだ浅漬かりのうちに食べてしまうのがよい。

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