大阪「見回り隊」は見切り発車…府が明かしたアキれた現状
いよいよ手が付けられなくなってきた――。
大阪府では6日、新型コロナウイルスの感染者数が過去最多の719人。その大阪では、5日から「まん延防止等重点措置」対策として「見回り隊」による抜き打ち検査が始まった。
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緑色の「大阪市」の腕章をつけた府と市の職員40人が、2人1組に分かれて市内の飲食店を訪問。店員に「感染防止対策セルフチェックシート」を示しながら、アクリル板や消毒液の設置、店内の換気と「マスク会食」の徹底を呼び掛けた。
府は重点措置の期間内(5月5日まで)に、飲食の営業許可を受けている市内約4万軒すべてを回る方針だが、果たして可能なのか。
というのも、肝心の見回り体制がまったく整っていないからだ。最終的には民間委託によって数百人規模に増やすそうだが、一体いつまでに、どれくらいの人員を確保するのか。府の危機管理室に聞いた。