ワクチン高齢者向け「6月末まで」は眉唾 河野発言根拠なし
米ファイザー社製のワクチンの第3便(26万人分)が1日午前、成田空港に到着した。1、2便と合わせ、約68万人分を確保したが、菅政権の供給目標からは程遠い。国家プロジェクトが失敗に終われば、政権の命運はいよいよ尽きる。
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「4月分は少し上積みできるのではないか」
ワクチン担当の河野行革相は2月28日、フジテレビの番組でワクチン供給に言及。具体的な供給量は「ファイザーと交渉中」を理由に明言を避けながら、4月12日から始まる高齢者向けワクチンについては、「5、6月で2回接種できるだけの量の供給が受けられる見通しだ」と期待感を示した。