「星野源“で”いい」という婚活女性は逃げ道を作っている?
(文・茂木奈都/コラムニスト)
TBS系の人気連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」(2016年)の続編「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!!」が2日に放送された。新垣結衣(32)と星野源(39)が演じる夫婦が、入籍、妊娠、出産と結婚生活のさまざまな事柄に直面していくストーリーで、誰にでも起こり得る展開にSNS上でも共感する人が続出。自分の将来を重ねながら観た婚活中の視聴者も多かったのではないだろうか。
星野源といえば、昨年12月放送の情報番組で「婚活女性が定義する普通の男性像」と紹介された人物。ほかにも「都内在住なら年収500万円以上」、「ジム通いをしている」といった条件や、「星野源みたいな見た目でいいです」と話す婚活女性が多いという話が取り上げられ、その言い回しが上から目線だと、男性視聴者を中心に物議を醸した。
もちろん才能や性格を無視した、あくまで「見た目」の話であり、国宝級イケメンが続出する芸能界において良くも悪くもクセのないルックスは“普通”なのかもしれない。168センチという身長も、20歳以上の日本人男性の平均が167.6センチだというから一般的だ。「逃げ恥」での、恋愛に不器用だけれど誠実な役のイメージも大いのだろう。