三枝成彰
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三枝成彰作曲家

1942年、兵庫県生まれ。東京芸大大学院修了。代表作にオペラ「忠臣蔵」「狂おしき真夏の一日」、NHK大河ドラマ「太平記」「花の乱」、映画「機動戦士ガンダム逆襲のシャア」「優駿ORACIÓN」など。2020年、文化功労者顕彰を受ける。

あらゆる業界が悲鳴…来年なくなるのは五輪だけではない

公開日: 更新日:

 今年4~6月期のGDP成長率が前期比でマイナス27・8%(年率換算)と戦後最悪の落ち込みを記録した。緊急事態宣言で人の流れを止めた影響で、個人消費の低迷が大きく足を引っ張ったようだ。

 7~9月期は上向く見込みだというが、ズドンと落ちれば少しぐらい戻るのは当然だろう。それよりも10~12月期に再びマイナスに転じる予想も出ているようだから、深刻な事態はまだまだ続くと見るべきだ。

 実際、休業要請や自粛によって、あらゆる業界が悲鳴を上げている。Go To キャンペーンも東京除外で効果は薄く、受け入れる側の自治体にも温度差があり、コロナ禍によるマイナス分をリカバーできるような状態ではないようだ。

 エンターテインメント業界も厳しい状況が続いている。公演が中止となったり、座席数を半分にした開催が義務付けられたりしているため、業績の悪化が避けられない。

 私の事務所も例外ではなく、3~7月の5カ月間は収入ゼロだった。その間は蓄えを切り崩してなんとかしのいできたが、それもすでに限界だ。毎年12月に行っているコンサートは開催の見通しが立たず、チケットも売り出せない。このままでは事務所を移転した上で人員を大幅に削減せざるを得ないと思っている。文化事業を手がけるところは、どこも崖っぷちに追い込まれた。この危機を乗り越えるのは容易ではないだろう。

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