【カタクチイワシの塩辛】瓶の中身を眺めるのもツマミ

公開日: 更新日:

あじろ定置網(東京・品川)

「これは、ウマい」

 カメラマンとともにうなったのが、このツマミだ。カタクチイワシの塩辛で、写真は1年モノ。

 西潟さんが手作りの釣り針を一升瓶に垂らし、1匹をすくい上げようとするが、溶けてしまってすくえない。カタクチイワシのウマ味がたっぷりと溶け出したエキスをなめたときの感想だ。

 カメラマンは笑いながら「ご飯が欲しい」と口にすれば、記者は「焼いたバゲットでしょ」と笑みがこぼれた。そう、笑ってしまうほどのおいしさなのだ。でも、1年も待てない。

「3カ月でカタクチの形を残した、極上の塩辛ができますよ」

 ザルにカタクチを並べて塩まみれにする。しばらくすると、ぽたぽたと水が滴り落ちてくる。その水が出なくなったら、一升瓶などに詰めて、ひたすら待つ。

「瓶の中身が少しずつ変化していくのを見守るのも面白い。それを眺めるのもツマミですよ」

 瓶詰めしてしばらくすると中身が気になって、居ても立ってもいられず、「どうなったかな?」とペロリ。翌日またペロリ……。少ない量で、そんなことを続けていると、3カ月たたないうちに中身がスッカラカンになりかねない。

 瓶は一升瓶でなくてもいいが、中身の変化を楽しめるように、透明なものがいい。そこに1キロ分のカタクチを詰めよう。そして、じっと我慢。その我慢が、カタクチを極上の塩辛に昇華させるのだ。

 《材料》 
・カタクチイワシ 1キロ
・塩 適量

 《作り方》 
(1)カタクチイワシに塩をまぶす。1匹が塩まみれになるくらいが、塩を振る目安。
(2)ザルに①を並べて、カタクチイワシから水分が抜けるのを待つ。水が滴り落ちなくなったら、一升瓶などに詰めて密閉する。一升瓶はあらかじめ熱湯消毒しておくこと。

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