高値で売るなら今…新札「渋沢栄一」で紙幣ブーム到来!
「先日も遺産整理をしている弁護士さんから、買い取り依頼がありました。記念切手や昔の紙幣、硬貨をコツコツ集めてきた高齢者は多く、かなりの数量が日本全国の家で眠っていると思います」(東京・中野「カードショップトレジャー」店主で鑑定士の長尾美千生さん)
切手や紙幣・硬貨、いずれも昔からコレクターの多いアイテムだが、時代とともにこれらの価値は変わりつつある。かつては一大ブームになった切手も、今では人気に陰りが見えているという。
「ハガキや手紙を送る人は減っていますが、小包での利用があるので、切手の流通量は増えています。しかし、高齢化とともにコレクターはかなり減っています。そのため、プレミアがついているのは昭和30年代以前のものだけで、それ以降のものは記念切手でも買い取り価格は額面割れしているのが現状です」
では、紙幣や硬貨はどうか。
「古銭は金や銀などの素材でできているものもあるので、今でも人気があります。それに比べると紙幣は古銭ほどではありませんでしたが、2024年に発行される新紙幣をきっかけに、また注目が集まると思います」