【叩き長いもと酒盗の磯辺巻き】至福を実感するアテの神髄
一見するとデザートのようにも見える、美しい一品。しかし、これぞまさに「酒のアテ」ともいうべき料理だ。
「日刊ゲンダイさんの『ダンツマ』のために考案した一品です。カツオの内臓を塩辛にした酒盗はクリームチーズや、カツオとの共和えなどが定番ですが、それではつまらない。そこで、旬を迎える長芋を使おうと考えたんです」とは店長の富成さん。
海苔でくるんで、口の中に放り込む。塩が効いた酒盗に、長芋のシャキシャキ感。海苔の香ばしさもたまらない。これで日本酒をクイッとやると、まさに酒を飲む至福を実感できる。
「ポイントは酒盗の量。塩辛いのが好きだからとあまり多く入れすぎると、長芋の食感が死んでしまう。少し時間が経つと、塩分でしんなりしますから。酒盗1、長芋5くらいの割合がちょうどいい。長芋を切るときも、あまり細かく切りすぎない方がいいですね」
日本酒好きはぜひ、お試しあれ。
《材料》
・長芋 50グラム
・酒盗 10グラム
・海苔 数枚
《作り方》
小角に切った長芋と、酒盗を混ぜ合わせて完成。