くまモンも寄付を フードバンクに集まるチョコの行先は?
今年のバレンタインデーは、くまモンがもらったチョコレートの一部をフードバンクに寄付すると公表して話題を呼んだ。
そのフードバンクとは、どんな役割を果たしているのか。くまモンにチョコを寄付された「フードバンク熊本」を運営する社会福祉法人「南苑会」の担当者に聞いた。
「フードバンクは、ひとり親家庭や貧困家庭、子ども食堂などへ食品をお届けするのが活動のひとつです。2016年の立ち上げの直前に熊本地震が起き、被災者支援にも取り組んでいます。くまモンから頂いたチョコレートは、当会で運営する保育園や子ども食堂などで配布したいと考えています」
食品メーカーや商店などから余剰食品を募り、児童養護施設や女性シェルター、コミュニティーセンターなど各地域の支援施設・団体に届けて活用してもらうのがフードバンクの役割だ。ほかにも食品を通じてさまざまな人を支援する活動が次々と立ち上がっている。
たとえば、文京区と6つの非営利団体が共同で、生活の厳しい子どもの家に定期的に食品を届ける「こども宅食」。運営を担う認定NPO法人「フローレンス」の菊川恵さんが言う。