(1)5~6月は患者が急増…主な訴えは頭痛、全身倦怠感、気持ちの落ち込み

公開日: 更新日:

 日本気象協会によると、今年の梅雨入りは沖縄・奄美で5月中旬、九州北部から関東甲信にかけては6月上旬ごろになるという。例年、梅雨シーズンになると、体調を崩す人も多いのではないか。その体調の悪化は気象の影響、いわゆる「気象病」の可能性もある。

「気象病ハンドブック」の著書があり、気象病・天気病外来を開く「せたがや内科・神経内科クリニック」の久手堅司院長が言う。

「気圧、温度、湿度の変化に自分の体がついていけず、自分の弱いところが出てきてしまうことを気象病または天気病と呼びます。正式な病名ではなく、気象の影響で生じる不調をまとめて指す通称です。気圧、温度、湿度の3つの中ではとくに気圧の変化で不調を訴える患者さんが多く、全体の8割。気圧は人の目に見えるものではないですが、変化は体にとって大きな負担となります」

 雨が降ったり、台風がくると気圧が大きく変化する。人間の耳の奥にある内耳にはその気圧の変化をキャッチする役割があり、キャッチ後は変化に対応するために交感神経が優位になる。その後バランスを取るために副交感神経が働くのだが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは