著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

勉強は効果的な方法やルールを取り入れて行うように!

公開日: 更新日:

 勉強をする際、覚えることが多すぎて、「何から始めればいいか分からない」と手が止まってしまう──。資格や語学の勉強をしている人なら、一度は体験したことがあるのではないでしょうか。

 そんなとき、参考にしていただきたいのが、広島大学の前田らの「自分が興味のあるものから始めるとよい」という研究(2012年)です。

 前田らは中高生946人を対象に、「本人の属性」「自己効力感(目標達成に向けて、それを実行する能力が自分に備わっていると信じる力)」「好き・嫌いな科目」「その好き・嫌いな理由」「好き・嫌いな科目の勉強の仕方」などのアンケートを取ったうえで、どのような傾向があるかを調べました。

 その結果、科目の好き・嫌いと自己効力感に関係はなく、シンプルに好きな科目の方が嫌いな科目よりも、主体的に工夫や努力をしながら勉強する傾向が分かったといいます。

 脳は「楽しい」という気持ちがあればあるほど活性化し、インプット力もアウトプット力も高まります。そのため、モチベーションが上がりやすい関心のあることから着手すると効率が上がるというわけです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ