咳が止まらない! 肺炎や咳喘息の疑いあり…高齢者では命取りに

公開日: 更新日:

 風邪をひいて咳がしつこく続く。そんな場合、肺炎や咳喘息を発症している可能性がある。小島内科医院(東京・世田谷区)の小島利周院長に話を聞いた。

 記者は昨年12月、38度の高熱で1日寝込んだ。翌朝には36度3分になっていたが、喉が痛かったのでインフルエンザかコロナかと思い、近所の内科を受診。コロナの検査は陰性。「熱が1日で引いたところを見ると、インフルでもないでしょう」とのことで、風邪薬を処方してもらった。

 しかし咳は続き、さらに声がかすれてほぼ出なくなったので、1週間後、念のために再度クリニックへ。

 胸部レントゲンを撮影したところ、肺炎を起こしていることがわかった。熱は37度程度あったが、まさか肺炎を起こしているとは思ってもいなかった。胸部レントゲンと血液検査の炎症の程度から、外来での治療が可能と判断され、通院で4日間抗生物質の点滴を行い治療は終了した。

 高齢者であれば、肺炎の診断の遅れが命取りになることもあるだろう。風邪から肺炎になることは、よくあるのだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち