著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

鳥インフルのパンデミックがやってくる? トランプ新政権の対応で米国に不安広がる

公開日: 更新日:

 アメリカでは鳥インフルの影響で卵の価格が驚きの高騰を見せています。同時に他の家畜やペット、人にも感染が広がり、新たなパンデミックへの懸念が高まっています。

 現在流行しているのは鳥インフルエンザA(H5N1)で、全米の鶏卵業者を直撃し、既に数千万羽の鶏を廃棄したとみられています。これを受けてカリフォルニア州では非常事態を宣言したほどです。

 その深刻さに市民が気付いたのは、卵の価格の急激な高騰です。コロナ後のインフレで1ダース700円くらいまで上がった卵価格は、一時は300円くらいまで下がっていたのが、現在ニューヨークのスーパーでは再び、1ダース700〜800円、高いところでは1500円という店もあるほどです。

 加えて専門家の間では、コロナに続くパンデミックの恐れが語られています。去年、鳥インフルは鳥類だけでなく、乳牛にも感染が広がりました。さらにはペットの猫、そして人間にも感染するケースが目立ち始めています。2023年の鳥インフル感染者は67人にのぼり、2022年の1人に比べ激増していることがわかります。今年に入って初めての死者も出ました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    エキスポ駅伝2チーム辞退に《やっぱりな》の声…実業団に3月の戦いは厳しいか

  2. 2

    メール定着で利用減…郵便局への「補助金」案に金融界が呆れ顔

  3. 3

    TBS日曜劇場「御上先生」は“意識高めの金八先生”か? 教養レベル問われて疲れた視聴者の離脱も

  4. 4

    膨張するカウンターに萎縮し大好きな選挙が苦行に…渋谷のマイク納めは中止

  5. 5

    【佐賀県唐津市(2)】唐津湾の絶景と日本三代松原「虹の松原」を望む天然温泉とインフィニティプール

  1. 6

    芦田愛菜が"CM起用社数"対決で橋本環奈に圧勝の流れ ノースキャンダル&インテリイメージの強さ

  2. 7

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  3. 8

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  4. 9

    ドジャース山本由伸は「こんな人」…オリ宮城大弥、岸田監督が語った意外な一面

  5. 10

    「10万円商品券」配布問題で大炎上! 石破首相の窮地に勢いづく高市早苗“一派”の鼻息