世界で大流行…海外旅行に行く人は「デング熱」に注意!

公開日: 更新日:

 デング熱はデングウイルスによる感染症で、発症すると40度近い高熱や激しい頭痛、筋肉痛などの症状が現れる。新型コロナと違って飛沫感染など人から人へ感染することはなく、8割程度は無症状とされるが、「デング出血熱」を発症し、死に至ることもある。

 なぜ、デング熱が世界中で急増しているのか?長崎大学感染症研究出島特区長で教授の森田公一医師が言う。

「日本でデング熱を媒介する蚊はヒトスジシマカですが、現在世界中で流行しているデング熱を媒介している最も重要な蚊はネッタイシマカです。東南アジアの熱帯および亜熱帯気候に自生していたのですが、地球温暖化で生息地が拡大。感染者が急増したと考えられています。都市部を好む傾向にあり、ゴミのプラスチックにできた水たまりでも容易に幼虫が成虫になれる。世界中で都市化が進んでいることも増加の原因のひとつでしょう。新型コロナで免疫力のない人が増えたことや、その収束で人の往来が活発になったこと、地球温暖化による異常気象の定着に加え、南米沖の海水温が平年を上回るエルニーニョ現象の発生など南米で雨が増えることも要因と考えられます」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853