著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

激しい目の痛みを感じたら…眼圧急上昇の可能性あり

公開日: 更新日:

 日本人の緑内障患者の8割は正常眼圧緑内障。眼圧が正常(正常値は21㎜Hg以下)でも緑内障を発症しています。

 では緑内障には、ほかにどんなタイプがあるのか。代表的なものを簡単に説明したいと思います。

・続発性緑内障→眼圧上昇の原因が他の眼疾患(角膜炎やぶどう膜炎など)や全身疾患、または薬剤の使用による副作用である緑内障

・先天性緑内障→生まれつきの緑内障

・閉塞隅角緑内障→目の中の前房が浅く隅角が狭いタイプの緑内障

・ステロイド緑内障→ステロイドが入った薬剤を使用することで眼圧が上昇する緑内障

・外傷性緑内障→事故やスポーツ中のケガなどが原因で起こる。目に激しい衝撃が加わったことで隅角が損傷し、眼圧が上昇することで起きる緑内障

 ほかに、緑内障の名前がついているが、通常の緑内障とはまったく別物である「急性緑内障発作」という病気があります。

 ゆっくり進行する通常の緑内障とは違い、眼圧が急激に上昇するため、さまざまな症状を引き起こす。例えば激しい目の痛みや頭痛、吐き気や視界がモヤがかかったようにぼやけたり、かすんだりする。気分が悪くなる、吐き気をもよおす、目の前に虹のようなものが見える人も。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  2. 2

    巨人50億円補強を前に既存戦力に“大盤振る舞い”のウラ…丸佳浩、山﨑伊織にオコエ瑠偉まで笑顔の契約更改

  3. 3

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    補強?育成?ソフトBまさかの日本シリーズ惨敗で大混乱…物議を醸した《支配下7人クビ》のひずみ

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

  3. 8

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース