著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

「タンポンに有毒な金属」で全米が騒然…鉛やヒ素は発がん性の疑いも

公開日: 更新日:

 生理用タンポンに有毒な金属が含まれているという調査結果が発表され、大きな波紋を呼んでいます。

 アメリカでは女性の過半数がタンポンを使用していますが(日本は2割程度)、金属の含有量の調査はこれが初めてです。

 カリフォルニア大学バークレー校とミシガン州立大学が共同研究で、30種類のタンポンを調べたところ、全ての商品に16種類の金属が含まれていました。その中には鉛やヒ素のような有毒な金属も検出されたとのことです。鉛やヒ素は発がん性も疑われています。

 タンポンに金属が混入した原因としては、例えば原料となる綿花栽培の畑の近くに鉛の製錬所があり、地下水などを通じて吸収した。または製造の段階で漂白剤、抗菌物質などに入っていたものが残留した可能性もあるとのことです。

 こうした金属は膣壁から体内に吸収されることがわかっています。しかし、それが健康にどのような影響を与えるかは、まだ明らかにはなっていません。というのも、こうした研究はこれまで行われたことがなかったからです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?