入浴時間は10分以上30分未満に抑えなければならない理由

公開日: 更新日:

 そろそろ熱い湯舟が恋しい季節になってきた。記者は大の風呂好きで、シャワーだけではなく、しっかりと毎日湯舟に浸かりたいタイプである。コロナ以前は半年に一度の温泉旅行をなによりも楽しみにしていた。ところで、かねがね感じていた疑問がある。湯舟に浸かるのは大好きなのだが、極度の暑がりのせいか、長い時間浸かっていることは苦手なのだ。湯舟に浸かれるのはせいぜい5分が限界。この短さでも、疲れを癒やす効果はあるのだろうか。国際医療福祉大学熱海病院検査部・〆谷直人部長に聞いてみた。

「湯舟に浸かると、1日の疲れが癒えますよね。疲労回復や血行促進にも効果が期待できますから、健康を保つ意味でも毎日しっかり入浴することは必要です。ただし、湯舟に浸かっている時間が長すぎるのはいけません」

 たとえば30分以上湯舟に浸かると、肌の角層が大量の水分を吸収してしまう。そのため、肌の保湿成分となる“油分”を失い、乾燥肌を招く原因となる。また、長湯をすると、体内から水分が汗として流れ出てしまう量が増加し、頭痛やめまいなどの脱水症状を引き起こしかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ