作家の篠田節子さん ブラジャーのシミで乳がんが発覚して…

公開日: 更新日:

 右乳房の再建手術をしてから、ちょうど1年。再建した方と天然の方はさわり心地が全然違います。たとえるなら、本物は大福で偽物はグミ(笑い)。

 還暦すぎで乳房再建なんてあり得ないと初めは思ったのですが、趣味の水泳で補正パッドが水着からすっぽ抜けて水面にプカプカしている光景を想像してしまって。担当医の先生は「するならすぐに整形外科の先生の予定を押さえます」と受話器に手をかけているし。勢いで「お願いします!」って頭を下げていました。結果的には胸元の開いたフォーマルドレスも着られたし、よかったですね。

「乳がん」が分かったのは、2018年2月、ブラジャーの内側に付いたシミがきっかけでした。灰色っぽいシミが乳頭部分にあったので、すぐにネット検索したんです。すると「乳頭から分泌物がある場合、まれにがんの可能性もある」と。

 さっそく病院の乳腺科を受診。問診、触診、マンモグラフィーでは「異常なし」だったものの、エコー検査で1・5センチの塊が発見されました。しこりはなく、症状としては分泌物だけだったので乳腺科のイケメン医師に胸をぎゅうぎゅう絞られ、出た分泌物を検査。その後、針生検で組織を調べたりして「乳がん」と診断されました。ステージ1~2の浸潤がんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち