メスを入れるのが嫌だった 村上弘明さん大腸がん振り返る

公開日: 更新日:

「私だったら切るね」

 医師との話し合いのとき、カミサンに先にそう言われてしまったものだから、引くに引けなくなって仕方なく腹腔鏡手術で大腸を切ることになりました。でも、本当は内視鏡でポリープを取るだけで済ませてもらいたかったんです。カミサンは帝王切開を4回もやっているから(笑い)。もしも、あの場にカミサンがいなかったら、ずっと内視鏡でのポリープ切除にこだわり続けたと思います。それくらい体にメスが入るのは嫌だったんです。

「大腸がん」の手術をしたのは去年5月22日のこと。その3カ月前に告知されていましたが、「ドラマの撮影終了を待っても問題ない」ということで、5月のタイミングになりました。

 それくらい“ひょっとしたらがん化しているかもしれない”という段階のポリープでした。主治医は「ステージゼロですから、そんなに深刻な顔をしないで大丈夫です」と言うんですけど、「それなら手術しないでよ」って内心叫んでいました(笑い)。

 そもそもの始まりは、50歳を過ぎた頃から人間ドックを受け始めたことです。それもカミサンの助言で仕方なく……。ボクは病気知らずで常日頃から運動もまめにやるタイプなので、自分では「健康診断なんて必要ない」と思っていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち