著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

ウーマンラッシュアワー村本大輔さんの記事には、まったく同意見だわ。

公開日: 更新日:

 あたしはただ、そう感じたけどな。

 それにしても、村本さんのいってることは正しい。日本人というか、この国のメディアはどうなっておるのだ? 売れっ子をリンチする薄暗い喜びを完全にアシストしている。聴衆ターゲットにしてるのは、リンチ族かよ。先行き暗いな。

 6日に開かれた広島の平和記念式典、9日に開かれた長崎の平和祈念式典、広島市がイスラエルを招待し、長崎は不測の事態を恐れてイスラエルを招待しなかった。そしたら、イスラエルに気を使ったのか、日本以外の先進7カ国(G7の面々)と、欧州連合(EU)の在日大使が欠席した。

 政治的な配慮から国として非難できないのだとしても、日本に原爆を落としたアメリカ大使が来ないって、日本のメディアはその事実をもっと大々的に報じるべきだったと思う。国民みんながその話題で持ちきりになるくらいに。

 それは政府見解でなくても、この国の意思として各国に伝わったはずだし、伝わったほうが良かった。平和を願う式典をする意味はそういうものなんじゃないか。

 ちなみにあたしは、各国の事情など考慮せず、どの国も招待すれば良かったと思う。平和は尊い、そう一緒に感じてくれたら最高だった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド