4年後には「離れ」どころか「オワコン化」か…放映料高騰でテレビ局「五輪放送縮小」の未来

公開日: 更新日:

パリ五輪の影響は思ったほどにはなく……やっぱり若者に限らず“五輪離れ”って本当みたいですね」(ドラマ制作会社幹部)なんて声もある。

 五輪開催中は放送を“1回休み”なんて連ドラもあって、それで「視聴者の離脱が加速するのでは」と心配する向きもあったが、たとえば嵐・二宮和也(41)主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン シーズン2」。7月28日放送の第4話こそ世帯視聴率9.6%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)と1ケタに陥落したものの、8月4日の第5話は初回視聴率と同じ11.8%まで戻している。

「7月28日は、裏でスケートボード女子ストリート予選と、バレーボール女子予選の日本対ポーランド戦が放送されていましたからね。それでも9.6%で踏みとどまった『ブラックペアン2』の方が、むしろすごい」(テレビ誌ライター)

 もちろん五輪の人気種目は、今のところテレビ局にとって“おいしいコンテンツ”なのだろうが……。

「同じ日曜劇場で言えば、2021年7月期の『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』は全話平均13.6%、最終回19.5%のヒット作ですが、さすがに裏で東京五輪の閉会式が放送された8月8日だけは8.4%まで落ち込んだ。それと比べたら、パリ五輪の影響はそれほどでもなかった印象です。まあ、二宮さんとドラマの人気が五輪に左右されないほど強いとも言えそうですけど」(前出の番組制作会社幹部)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  4. 4

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  2. 7

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 8

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 9

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  5. 10

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  1. 6

    田中圭が永野芽郁と密会していた“妻公認”の仕事部屋…警戒感緩むもバレやすい不倫の痕跡

  2. 7

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 8

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  4. 9

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  5. 10

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから