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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

引っ張りダコの大泉洋が象徴「タレントは好感度が命」 彼こそ「マルチ」と呼ぶにふさわしい

公開日: 更新日:

 都知事選がスタートする。現職の小池百合子蓮舫の女の闘いは最大関心事。知事は個人を選ぶ選挙で、浮動票と呼ばれる人たちの判断材料の決め手になるひとつが好感度だ。

「よい印象。不快を与えない」を意味する好感度。「この人、感じがいい」か「嫌な人」かは、個々によって見方は異なるが、好感度の高さも立候補者には必要。無党派層が半分近くいるとされる東京だけに、好感度だけで票につながるかもしれない。

 小池も蓮舫もテレビで培った好感度アップ法を熟知している。政策もさることながら有権者の心を動かすビジュアル・演説における熱意、そして、女性ならではの選挙ファッションと笑顔。とりわけ、国政の女性議員に足りない笑顔などはお手のもの。選挙戦前から連日、テレビに取り上げられる蓮舫の笑顔がやたらと目立っていた。選挙戦に入れば小池の笑顔の巻き返しが始まる。笑顔の数だけ票が入るかも。

 芸能界でも好感度の高い人は決まって笑顔がいい。「家族に乾杯」の笑福亭鶴瓶は常に満面の笑みで街ゆく人と接している。悪く言う人はいない鶴瓶は芸能界きっての好感度の持ち主である。明石家さんまが歯を出して笑い転げる姿はいまだに健在。好感度につながっている。

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