著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

芸人たちが愛してやまないダイアン津田篤宏の原始的な笑い

公開日: 更新日:

「横になって屁こいて見とけよ!」
 (津田篤宏/テレビ朝日系「テレビ千鳥」2月1日放送)

  ◇  ◇  ◇

「テレビ千鳥」の人気企画「一周だけバイキング」で、マナーが悪いとプチ炎上したダイアンの津田篤宏(47)。同番組に再び出演した際に食材を間違え、「また炎上するぞ」と言われてしまう。それに対し「世の中、厳しすぎる」と嘆き、その思いをぶちまけた一言が今週の言葉だ。

 津田といえば「いま、芸人に最も愛されている芸人」(日本テレビ系「カワシマの穴」23年9月24日)と称される希代のイジられキャラ。TBS系「お笑いの日」(22年10月8日)でランジャタイが津田とコラボし、持ちギャグ「ゴイゴイスー」で徹底的に遊んだ「ゴイゴイスーミュージカル」は、いまだに語り継がれるほどの大爆笑を生んだ。

 また、「水曜日のダウンタウン」(TBS系)での昨年屈指の名企画「名探偵津田」は、演出の藤井健太郎がSNSに投稿(23年1月25日)したところによると「名探偵役は津田一択」で、「スケジュールが出るまで企画を10月(編注.22年)から寝かせて」いたほど。この企画の作家を務めた矢野了平は「あれだけ不満が全部口に出る方も珍しいので、そこが面白さなので、どういうことに追い込んだら津田さんが爆発するか」と、いかにイライラさせるかを考えたという(フジテレビ系「週刊フジテレビ批評」23年12月23日)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  5. 5

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  1. 6

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  4. 9

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  5. 10

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  3. 3

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  4. 4

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  5. 5

    Kōki,主演「女神降臨」大爆死で木村拓哉がついに"登場"も リベンジ作品候補は「教場」か「マスカレード」シリーズか

  1. 6

    森友文書の一部欠落で財務省が回答…公表された概要リストに「安倍昭恵」の名前

  2. 7

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 8

    早実初等部を凌駕する慶応幼稚舎の人脈網…パワーカップルを惹きつけるもう一つの理由

  4. 9

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  5. 10

    迷走続く「マレリ・ホールディングス」再建…金融界の最大の懸念は日産との共倒れ