著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「隣人」は屈指の実力派コンビ キングオブコント優勝で「劇場に恩返しをしたい」

公開日: 更新日:

 2013年の結成以来念願の「キングオブコント」のファイナリストに選ばれた「隣人」。「蛙亭」と同期のNSC大阪34期生で、在学中は違うコンビで活動していましたが、卒業後にコンビを結成しました。

 21年にはytv漫才新人賞で優勝もしており、関西では知る人ぞ知る実力派のコンビです。当初は「蛙亭」のイワクラちゃんがつけてくれた「隣人13号」を名乗っていましたが、同名の漫画が存在することを知って「隣人」に改名。

 昨年は準決勝で、ある意味「満足」してしまい、そこで燃え尽きましたが、今年は周囲にも「目標はキングオブコント決勝進出! 決勝に行かなければコント師とは言えない」を公言して、ネタも練り上げ、「初出場で優勝!」することを目指しています。そして自分たちを育ててくれた「劇場に恩返しをしたい」という目標も掲げています。

 その背景のひとつには、準決勝前に3日間で計11ステージの場数を踏んでお客さんの反応を見ることができたこと。この経験が「キングオブコント」の本番でとても大きかったと劇場に感謝をしていました。そんな彼らの生真面目さに裏方として喜んでいます。

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