小倉一郎さん「がん」が肺、胸骨、脳の4カ所に…大病を機に、やりたい3つのことすぐ行動に

公開日: 更新日:

小倉一郎さん(俳優/71歳)

「俺たちの朝」(日本テレビ系)、「それぞれの秋」「もうひとつの春」(TBS系)など多くのドラマ映画で活躍してきた小倉一郎さん。俳人や童謡作家として多彩な顔を持つが、大病を機に悔いがないように取り組んでいることがある。

 ◇  ◇  ◇

 役者を60年近くやってきました。26年前に俳句も始め、句集も3冊出しましたが、4冊目を出そうかなと思っていた矢先の去年3月、肺がんが発覚しました。しかも、ステージ4の両肺。胸骨と脳にも転移していて手術も治療もできない、余命1、2年と医者に言われてしまいました。

 がんかもしれないと予感はあったので、「そうなんだ」と冷静に受け止めました。そして「これはあと1年ということだな」と思い、この1年の間にやりたいことをやっていこうとすぐに行動に移しました。

■俳人を育てること

 やりたいことはたくさんあります。一つは自分の俳句結社をつくって俳人を育てることです。それまで千駄ケ谷や武蔵小杉など都内とその近辺の数カ所で俳句教室をやっていたのですが、それらをすべて閉じて横浜で「あおがえるの会」を結成しました。結社名は私の俳号の「蒼蛙(そうあ)」からとりました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か