年末の音楽番組はオワコン? NHK紅白歌合戦とFNS歌謡祭の評価が真っ二つに分かれた理由

公開日: 更新日:

 年末恒例の音楽特番である「レコ大」や「紅白」に、オワコンの兆しが見え始めている。昨年末に生放送された「第64回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)の平均視聴率が1部、2部ともに前年を下回り、「第73回NHK紅白歌合戦」の世帯視聴率(2部、関東地区)も、歴代ワースト2を記録した。

 特に紅白の第一部では、韓国出身のグループやアイドルグループを中心に構成され、昨年流行した北海道日本ハムファイターズのファイターズガールによる「きつねダンス」と山内惠介(39)のコラボや、謎解きクリエイターの松丸亮吾(27)と水森かおり(49)のコラボなど、一年の流行を詰め込んだバラエティミックスのような企画が多かった。

 しかし第二部では特別企画を集中させ、特に「桑田佳祐 feat.佐野元春,世良公則,char,野口五郎」名義で披露した「時代遅れのRock'n'Roll Band」や、事前告知されていなかった名曲「メロディ」から始まった安全地帯など、往年のミュージシャンたちに評価が集まった。

 1年を代表する「流行曲」を決めにくい情勢もあるが、唯一年末の音楽特番で《FNSでしか見られないコラボもたくさんあるし、年末のスペシャル感があって普通に楽しめた》《紅白よりFNSの方が正直面白かったけどな》と、「FNS歌謡祭2022」(フジテレビ系)を評価する声も散見された。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態