テレ朝・玉川徹氏謝罪の裏にあったW杯コスタリカ戦「放送枠」を巡る熾烈な争い

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「いやー、最高のおぜん立てですよね」

 こう話すのは、テレビ朝日関係者。11月27日に放送されるサッカーワールドカップ『日本対コスタリカ』戦の中継のことだ。

 日本代表は23日に、格上のドイツ相手に2対1で快勝。国内が"W杯一色"に染まった中での2戦目の注目度は、当然ながら半端ない。

 だが、今回のW杯の地上波テレビ放送が行われない可能性があったことは、あまり知られていない。

「今回、W杯の放送権料は、テレビ局が合同でお金を出し合っても購入できないほど高騰していた。一部メディアで350億円とも報じられた。

 そこで、広告代理店の電通が打った奇策が、ネット放送局『ABEMA』を巻き込んだこと。ここが約6割を負担し、残りは日本戦を放送するNHKとテレビ朝日、フジテレビが負担することになったのです」(スポーツ紙記者)

 ここで問題になったのが、日本戦3戦をどの局が放送するかということだ。まさに放送枠をめぐる「負けられない戦い」が勃発した。

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