児玉愛子
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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブック等の企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。

映画「狼たちの墓標」で思い出す…平昌オリンピックが残した“負の遺産”

公開日: 更新日:

 今月27日から日本で公開される韓国映画「狼たちの墓標」を見ると、2018年2月に開催された平昌(ピョンチャン)冬季五輪を思い出す。

 映画の原題は「江陵(カンヌン)」。韓国の東北部に位置する海と山に囲まれた観光都市の名前だ。すぐお隣にあるのが山間部の平昌で、開会式やスキー競技等が行われている。一方、フィギュアスケートやスピードスケートといった室内競技の会場は海沿いの江陵だった。

 当時、江陵には羽生結弦選手を応援するために日本から大勢の観光客が訪れ、韓国メディアは連日、“江陵・羽生特需”と報じていた。平昌と名のついた大会だったが、選手村は平昌と江陵の2カ所にオープンし、日本人ファンの多くは江陵に集結したのだ。映画では平昌五輪を半年後に控えた江陵を舞台に、大規模開発による巨大な利益をめぐって2つの組織が抗争を繰り広げていく。

 実際、韓国は平昌冬季五輪に向けて幾つもの競技場やスタジアムを建設。それとは別に、インフラ整備に日本円で1兆1000億円以上も投入している。もともと江陵は東海岸の美しい景色が人気で、数々のドラマや映画のロケ地にもなっていたが、ソウルからの交通の便は決して良くなかった。山岳地帯という地理的な問題で交通インフラ整備が遅れていたのだ。

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