著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<165>野崎さんが所有していた60坪の更地は田辺市と4000万円で取引した

公開日: 更新日:

 野崎幸助さんは田辺市東山のスーパーやホテル、レストランが入居している複合商業施設「オーシティ」前の駐車場となっている一画に、60坪の更地を所有していた。「オーシティ」は和歌山に本社を置く東証1部上場のオークワというスーパーが所有していた。和歌山県人なら誰もが知っているおなじみのスーパーである。

 周りの土地はオーシティの駐車場にするために、スーパーオークワが所有したり賃貸契約をしたりしていたが、ドン・ファンは頑として駐車場の契約を結ばず、自分の土地の周りに看板などを置いて土地を売らない、貸さないことを明示していた。つまりスーパーの駐車場の真ん中にぽっかりとドン・ファン所有の土地があったということで、オークワ側からすれば邪魔なので、なんとか賃貸契約か取得したいと思っていたようだが、ドン・ファンにはねつけられていたのだ。

 これは「この土地に将来、市役所が移転してくるのではないか」「そうなれば高く売ることができる」とドン・ファンが思っていたことと関係してくる。

 田辺湾の海岸沿いに立つ現在の田辺市庁舎は老朽化が目立つうえに、津波が来れば間違いなく被害を受ける場所にある。市は高台の移転候補地を選定し、3カ所の候補地のひとつがオーシティのある田辺市東山の高台だった。JR紀伊田辺駅から徒歩10分ほどの距離で市の中心部に属しているが、土地面積が十分というわけではなく、駐車場のキャパが少ないし、そこへのアクセス道路が狭いのが難点である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  3. 3

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  4. 4

    辻仁成は「寝耳に水」 中山美穂離婚報道の“舞台裏”

  5. 5

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  1. 6

    中山美穂さん急逝「加齢の悩み」吐露する飾らなさで好感度アップ…“妹的存在”芸人もSNSに悲痛投稿

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  4. 9

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  5. 10

    紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機