TBS日曜劇場「日本沈没」はフシギなドラマ 陳腐な内容なのに視聴率は好調

公開日: 更新日:

 原作は大ベストセラー、当代の人気俳優をこれでもかと並べ、予算をたっぷり使った最先端CG映像……と鳴り物入りだったが、TBS系ドラマ「日本沈没―希望のひと―」(日曜夜9時)の評判はさっぱりである。いくらSFだとしても、登場人物たちがあまりにも嘘っぽいというのだ。

 主人公の天海啓示(小栗旬)は「日本を救うのは自分しかいない」と思い上がったエリート官僚で、まるで2.26事件の青年将校みたいだし、石塚平良(ウエンツ瑛士)ら「日本未来推進会議」の他のメンバーは、各省の精鋭を集めたというのにボンクラばかり。関東沿岸が沈没しても、東山栄一総理(仲村トオル)は首相官邸の緊急対策本部で指揮を執るでもなく、山あいの避難所を訪れて「みなさん、ご苦労さまです」では、まるで村長である。

 週刊誌記者の椎名実梨(杏)も、数々のスクープをするのに取材場面は描かれない。異端の地震学者・田所雄介(香川照之)、自民党二階俊博元幹事長と麻生太郎副総裁を重ねたような里城弦副総理(石橋蓮司)の怪人ぶりも、ギャグとしてはオモシロいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の芸能記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

    テレ朝・玉川徹氏は鎮火せず、NHK解説委員・岩田明子氏の時は…番組発言“炎上騒動”の大違い

  2. 2
    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

    ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か

  3. 3
    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

    今度は「安倍晋三記念紙幣」発行を求める文書が出回る…保守系や自民議員が発起賛同

  4. 4
    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

    復帰のレンドンは220億円の“不良債権” お粗末守備が来季の大谷とエンゼルス最大の障害に

  5. 5
    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

    大谷翔平の「貢献度」がジャッジよりも低く出る不公平なカラクリ 米紙記者が指摘

  1. 6
    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

    HIS(上)ハウステンボス売却は“日米経済安保”に発展か…不動産取引の裏に隠された深刻事態

  2. 7
    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

    近ツーの“PTA代行サービス”が好調 背景に「できれば引き受けたくない」親の究極の選択

  3. 8
    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

    萩生田政調会長はまるで旧統一教会の“番犬”…「解散請求」を阻む嘘とゴマカシ

  4. 9
    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

    巨人原監督の続投は“消去法”…契約は「監督として3年」ではなく「球団と3年」の裏事情

  5. 10
    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”

    日本ハム近藤健介FA宣言なら争奪戦確実! あるのか巨人得意の“後出しじゃんけん”