森暢平
著者のコラム一覧
森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

小室圭さん宅前に報道陣ベタ張り…これは私人へのメディアスクラムだ

公開日: 更新日:

■隔離期間を終えた小室さんの行動監視

 日本新聞協会は2001年、編集委員会の見解として、集団的過熱取材(メディア・スクラム)を次のように定義した。

「大きな事件、事故の当事者やその関係者のもとへ多数のメディアが殺到することで、当事者や関係者のプライバシーを不当に侵害し、社会生活を妨げ、あるいは多大な苦痛を与える状況を作り出してしまう取材」

 小室圭さんは公人ではない。紀宮さまと結婚した公務員の黒田慶樹さんに対し、メディアが理由もなく取材できないのと同様である。

 ましてや、小室さんの母親は完全な私人である。彼女は、金銭トラブルという「事件」の当事者としてメディアに追いかけられている。その結果、社会生活を妨げられ、多大な苦痛を受けながら、今日まで声を上げられずにきた。小室さんの自宅には、母親もいるとみられる。自宅前のベタ張りは、小室さんの家族の生活を妨げる人権侵害行為である。

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