著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

コロナ禍でビールCM激増、出演するのは一流俳優の証し キリンが長谷川博己と染谷将太を起用し話題

公開日: 更新日:

 CMは時代を映す鏡と言われる。コロナ禍で「宅飲み」が増えたこともあって最近、目立つのがビールのCMだ。連日、画面からこぼれ出すほど流れている。「いかにおいしそうに飲むかで売れ行きに影響する」と言われるビール。起用する俳優も豪華だ。北大路欣也、中井貴一堤真一豊川悦司仲間由紀恵松嶋菜々子の女優陣もいる。

 オールスターキャストでドラマもできる顔ぶれが揃う。最近、新たなCMに登場したのが、昨年の大河「麒麟がくる」に出演していた明智光秀役の長谷川博己と織田信長役の染谷将太のコンビ。起用したのはもちろんキリンビールだ。

 ビールのCMは女優の化粧品に並ぶステータスだ。歴史も古くキリンがビール市場を独占していた時代。後発のメーカーが打倒キリンと宣伝に力を入れ始めた。ビールが飲みたくなる夕方から流れるCMを見た視聴者は思わず「ビールが飲みたい」と酒屋に走り購入したが、それはキリンだった。他社のビールのCMがキリンの売り上げに貢献したという逸話まで生まれた。

 起死回生に動いたのがサッポロ。世界の三船敏郎をCMに起用したのだ。1970年代に流れた「男は黙ってサッポロビール」のキャッチコピーで三船が豪快に飲む。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった