加藤綾子嫁ぎ先の“ブラック企業問題”はその後どうなった?「ロピア」側に聞いた

公開日: 更新日:

 カトパンことフリーアナウンサーの加藤綾子(36)が電撃結婚した相手は、加藤より4つ年上で慶応大学卒のA氏。A氏は、年商2000億円のスーパーマーケットチェーン「ロピア」の2代目社長で、東京・神奈川を中心に約60店舗を構えるが、同社が“ブラック企業”の指摘を受けていた過去を「週刊新潮」が報じている。

 A氏が社長に就任した8年前から業績は急上昇し、売り上げは4倍になったロピアだが、労務管理上の問題が起こり、2019年に「ブラック企業大賞」にノミネートされたというのである。

「ブラック企業大賞」の公式HPには、ロピアは他の8社とともに掲載。それによれば、2018年、同社の食肉部門に勤務する男性が3000円相当の精肉製品をレジで精算することなく持ち帰ったとして、同社は警察に通報、懲戒解雇処分とした。しかし男性は会計せずに持ち帰ったのは単なる過失だと主張し、解雇の撤回などを求め横浜地裁に提訴。

 2019年10月に裁判所が男性の訴えを認め、解雇の無効と「窃盗により懲戒解雇」と掲示したことに対する名誉毀損の慰謝料などで77万円の支払いを命じた。さらに男性が経営に関する権限がない一般従業員であったにもかかわらず残業代が支払われない「名ばかり管理職」であったとして、未払い残業代約100万円の支払いを命じたという。

労務管理問題でゴタゴタ

 また同記事では、別の元アルバイト従業員の事例も掲載。雇用契約書がなく、条件を満たしているのに雇用保険にも入れなかったことで親族が店側と交渉し、店側は謝罪文を出したが、結局、その1カ月後にその従業員は解雇になったという。

「ロピアは各店舗に裁量を持たせ、競争させることで成長してきたため、現場も無理をしがち。また、安売りのためには当然、人件費を抑えますから、ブラックな環境になる素地はある」と流通ジャーナリストが分析している。

 同社は現在の労務環境について弁護士を通じて「適切に対応しています」と新潮の取材に答えているが、日刊ゲンダイは改めて、〈①「名ばかり管理職」の問題は解決したのか〉と〈②当該アルバイト従業員の解雇理由〉などについてロピア側に問うたところ、代理人弁護士を通じて回答があった。

 ①については、「当該男性と同等の地位にある従業員に対して残業代を支払うように改善いたしました」。②については、謝罪の事実を認め、「解雇の理由は、当該アルバイト従業員の勤務成績や業務能率が著しく不良で、改善の見込みがなかったから」とした上で、「なお、当該アルバイト店員の親族が店舗に怒鳴り込んできたことや、当該アルバイト店員が暴れたため警察を呼んで対応していただいたことがあり、当該アルバイト店員側にも問題となる行動が見られました」と回答した。

 急成長企業に労務管理上の問題が起こるのはありがちなことである。カトパンも今は社長夫人と持ち上げられても、今後も同社が右肩上がりである保証はない。女子アナ評論家の松本京也氏はこう話す。

「会社経営ですから、当然、順風満帆が続くとは限らない。かつてTBSの木村郁美アナは、ヤリ手といわれた会社経営者と結婚し、やはり“玉の輿婚”と騒がれましたが、夫の事業の失敗で億単位の借金を負う羽目になり、スピード離婚した。その後の激ヤセも話題になりました」

 人もうらやむ“玉の輿”の行く末やいかに。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    悠仁さま筑波大進学で起こる“ロイヤルフィーバー”…自宅から1時間半も皇族初「東大卒」断念の納得感

  2. 2

    中山美穂さん急死、自宅浴槽内に座り前のめり状態で…大好きだった“にぎやかな酒”、ヒートショックの可能性も

  3. 3

    辻仁成は「寝耳に水」 中山美穂離婚報道の“舞台裏”

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    中山美穂さん急逝「加齢の悩み」吐露する飾らなさで好感度アップ…“妹的存在”芸人もSNSに悲痛投稿

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 8

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  4. 9

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  5. 10

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  2. 2

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  3. 3

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  4. 4

    W杯最終予選で「一強」状態 森保ジャパン1月アジア杯ベスト8敗退からナニが変わったのか?

  5. 5

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  1. 6

    指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

  2. 7

    ジョン・レノン(5)ジョンを意識した出で立ちで沢田研二を取材すると「どっちが芸能人?」と会員限定記事

  3. 8

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 9

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  5. 10

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も