綾瀬はるか&広瀬アリス 1月ドラマの明暗を分けた恋愛報道

公開日: 更新日:

 昨年、恋愛報道で芸能マスコミを騒がせた綾瀬はるか(35)と広瀬アリス(26)だが、主演する1月期の連続ドラマの明暗が分かれつつある。綾瀬はTBS系日曜劇場「天国と地獄 ~サイコな2人~」に出演し、初回視聴率は16%を超えた。かたや広瀬がヒロインを務める「知ってるワイフ」(フジテレビ系)は6%台に甘んじている。

 2人のドラマの視聴率が比較されているのは、昨年どちらも恋愛報道でファンをザワつかせたためだ。綾瀬は韓流タレントのノ・ミヌ(34)との2年間に及ぶ極秘交際を「女性セブン」に報じられた。一方、広瀬はバスケットボール選手・田中大貴(29)との破局が報じられ、その直後に「2人の交際は順調」と別のスポーツ紙が破局報道を否定した。

 その後、綾瀬とミヌの報道がパッタリとなくなった。まるで何事もなかったようにきれいさっぱりミヌの影も消えた。

「女性セブンの報道後、綾瀬と事務所はしばらく緊張状態にありました。ただ、今回の『天国と地獄』の脚本は綾瀬が主演した『JIN -仁-』『世界の中心で、愛を叫ぶ』を手掛けた森下佳子さんが担当しています。綾瀬も『森下先生だったら自分の今の魅力を最大限引き出してくれるかもしれない』と出演を決めたそうです」(民放関係者)

 演出家の平川雄一朗氏も綾瀬が主演した『義母と娘のブルース』を成功に導いた人物。所属事務所の用意周到な環境作りが綾瀬のやる気スイッチを入れたのは間違いない。『天国と地獄』の収録現場で綾瀬の笑い声が絶えることはなく、台本もいつも通り完璧に頭に入っているようで、現場でNGを出すことはほとんどないという。

交際は順調、CM好感度急上昇でも…

 一方、「交際が順調」と報じられた広瀬アリスのドラマの数字がパッとしないのはなぜか。「綾瀬と演技力の差があり過ぎる」と一刀両断にするのはたやすいが、広瀬はCM好感度が急上昇している女優だ。2年前から、「沖電気工業」「明治安田生命」など大手企業との契約を次々と決めた。ただ、CM好感度と女優としての人気は決してイコールではない。そして、昨年の田中選手との“交際順調報道”も少なからず今回ドラマの視聴率に影響を与えている。

「広瀬は『知ってるワイフ』の番宣のためにバラエティー番組に出演し、自らの結婚観を語りましたが、それが視聴者に不信感を与えてしまったようです。広瀬は『結婚願望は全くありません』とか『他人と暮らせないですね』『恋愛不適合者とよく言われます』などと明かしましたが、これまで週刊誌などで報じられてきた“家族思い”や“ボーイフレンド思い”のイメージとはかけ離れた発言でした。こうした自分をごまかし、テレビ用に無理やり作ったようなキャラクター設定はむしろ逆効果。質問に言葉を濁すくらいの対応で十分でした」(女性誌記者)

 綾瀬と広瀬は、〈結婚はしたいけど仕事があるから今は難しい〉と似たような境遇に今は置かれている。それでも事務所の対応や本人の言動によって仕事に大きな差がついてしまう、分かりやすい例だと言えそうだ。

(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  5. 5

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  1. 6

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  2. 7

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  3. 8

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853