著者のコラム一覧
SALLiA歌手、音楽家、仏像オタク二スト、ライター

歌って作って踊るスタイルで話題を呼び、「イデア」でUSEN 1位を獲得。2018年より仏像オタクニストの活動を始め、初著「生きるのが苦しいなら」は紀伊國屋総合ランキング3位を獲得。近著に「アラサー女子、悟りのススメ。」(オークラ出版)がある。

今期ナンバー1アニメ「呪術廻戦」“鬼滅”とは異なる中毒性

公開日: 更新日:

 一瞬でも目をつむると、画面上で何が起こったか分からないほど、超絶ハイスピードなバトルシーンがこの回で展開された。ほんの少しの誤差で、違和感が生じてしまうであろうキャラクターの動きや建物の崩れ方が、寸分の違和感もないほど緻密に描かれていた。

 さらに映像へのこだわりは、アニメの最初と終わりを担うオープニングとエンディング映像にも昇華されている。特に秀逸なのが、スタイリッシュな楽曲に合わせてリズムを取りながら、個性が反映された動きをキャラクターが見せているエンディングだ。

 少ない色と線で描かれているからこそ、そのセンスの高さがうかがえ、「飛ばせないエンディング」という声も聞こえてくるほど、中毒になっている視聴者も多い。

■海外ファンも期待

 さらに凄いのは、初回放送時に、海外の4カ国のツイッターでトレンド入りしたことだ。ジャンプ作品はもともと海外でも人気は高いが、理由はそれだけではない。

「呪術廻戦」はキャラクターによって、使う能力が変わるだけでなく、さらに心理戦の要素も含まれバトル展開が簡単に読めないので、純粋にバトルものとしての魅力も高いのだ。

 また「死」や「呪い」というダークな世界観は、謎や伏線も多い。「呪術廻戦」の独特なストーリー展開に、日本のみならず海外でも期待値が上がるのは必然だろう。

 言うなれば、アニメ好きこそハマるアニメ。そしていま、一番続きが気になるアニメと言える。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  2. 2

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 3

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  4. 4

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    松原千明ちゃんとの結婚と死会員限定記事

  2. 7

    松田聖子が『博士ちゃん』昭和歌手特集でランク圏外のナゾ…令和もトップ走る聖子らしい“こだわり”

  3. 8

    巨人・阿部監督「心折れそう」…ヘルナンデス痛恨の左手首骨折離脱で現場&フロントWパンチ

  4. 9

    「24時間テレビ」に“旧ジャニーズ不要論”噴出…20年以上続いたメイン司会途絶えて視聴率回復の皮肉

  5. 10

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念