１９５６年１月２３日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様８時半です」（ＴＢＳ）の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」（読売テレビ）、「朝生ワイド す・またん」（読売テレビ）、「バイキング」（フジテレビ）に出演中。
ひき逃げ伊藤健太郎は罰金刑か…それでも復活が困難なワケ
で、気になるのは、伊藤容疑者がこの先、どう復活するかだろう。僕はズバリ、それでも彼の復活はたいへん困難だとみる。重傷者を出すほどの事故を起こしながら、その場から立ち去ったのは「人としてダメ」というイメージが大き過ぎるのだ。
彼が主演する舞台「両国花錦闘士」の制作サイドは彼抜きで稽古を続けているが、来年１月の博多座公演のチケット一般販売は延期となった。伊藤容疑者ありきの舞台であり、主演が舞台に立てないのでは公演は無理ということにもなる。出演本数の多かったＣＭも全滅で、違約金がどうなるのか、これからの話し合い次第となる。
■「そこまでの個性を感じない」
先日、薬物で起訴された伊勢谷友介被告について、知り合いの映画プロデューサーは「みそぎが終われば使いたい」と言っていたが、その人に伊藤容疑者についても尋ねると、「５年くらいは無理だな」と断言した。伊勢谷被告は「独特の個性」という理由があるが、伊藤容疑者には「そこまでの個性を感じない」と言うのだ。つまり、役者としてのポジションを確立していく途中だったということだろう。
とすれば、現在の彼のポジションにすっぽり収まる若手俳優が現れることになる。彼が取った卑怯な行動のイメージが薄れるまでの、例えば５年という年月が経った時に、あえて彼を使いたいという声がどれほど出てくるだろうか。所属事務所のスタッフにしても、彼のために……という人はいるだろうか。
