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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

長引き離婚を巡る「世界のキタノ」と「世界の三船」の違い

公開日: 更新日:

 これまでビートたけし(72)は事を起こすたびに決まって女性の影がチラついていた。「フライデー」襲撃事件では、当時、愛人に対しての取材方法に激怒したことが発端だった。深夜の赤坂でのバイク事故も、付き合っていたグラドル宅に通う際に起こしたといわれていた。昨年の独立でも、愛人A子さんの存在が喧伝されていた。離婚もしかり。A子さんが裏で糸を引いているといわれている。

 独立時、「これまで背負っているものを全部下ろしたい」と発言をしていたように、もうひとつ肩に重くのしかかっていたのが幹子夫人(68)との離婚とみるのが自然。すでに長い期間、別居していた夫婦。唐突な離婚話も不自然だが、ここまで長引いたのも単純にお金だけの問題ではないだろう。夫人はこれまで家などの不動産からたけしの会社の役員になるなど十分すぎるお金が渡っていたとされる。改めて慰謝料をもらってまで離婚する必要もない。そこには一方的に家を出て行き、別な女性と暮らす夫に対し、妻としての意地があったと思う。

 離婚は過去の事例とかぶるケースがある。たけしの場合、故・三船敏郎氏と似て見える。三船も愛人と暮らし続け、娘まで生まれていた。本宅に残された夫人。なに不自由なく暮らしていたが、頑として離婚に応じなかった。取材に訪れて聞き出した言葉がある。

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