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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

ドラマじり貧でも…TV各局があの手この手で作り続ける理由

公開日: 更新日:

 どうせ見るなら視聴者はテレビを見て得した気分になりたい。だから、つまらないドラマに時間を費やすのは最悪。時間潰しはスマホで十分。昨今、連ドラが見られなくなったのも一言でいえばそれが理由で、視聴率はジリジリ下がり、10%なら御の字。15%を超えようものなら大ヒット扱いだ。

 先週放送の岡田准一主演の5夜連続ドラマスペシャル「白い巨塔」(テレビ朝日系)も全話10%以上、最終話は15・2%を記録し、上を下への大騒ぎ。勝てば官軍、田宮二郎版、唐沢寿明版が良かったという声もかき消された……。

■「5夜連続SP」が定着した裏事情

 それはともかく、注目したいのは今回の「5夜連続」という見せ方。現在、連ドラは3カ月で1クールが基本になっている。昭和は半年、1年続く連ドラは当たり前。人気が上がれば延長されるなんてこともあったように思うが、主役にアイドルやら人気俳優を起用するようになり、彼らを拘束するのは3カ月が限度という裏事情もあって今のパターンが定着した。

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