著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

気持ちはアイドル 嘘つきクロちゃんのポジティブシンキング

公開日: 更新日:

「ホントに涙でてるのに」(クロちゃん/TBS「名医のTHE太鼓判!」1月21日放送)

 医師から「明日、明後日、突然死になってもおかしくない」と「余命3年」を宣告され、ついに脳動脈瘤の手術を行うことを決意した、安田大サーカスのクロちゃん(42)。その手術前日、クロちゃんのもとに、両親がお見舞いに駆けつけた。

「親孝行で温泉旅行とかどっか連れて行くみたいな形で東京来てもらうならいいけどさ、俺が入院して来てもらうって」としおらしく言って涙ぐむクロちゃんに、母親は「演技うまい」とまさかの一言。父親も「ウソつきじゃけ」と追随する。そんなときにクロちゃんが放った一言が今週の言葉だ。それを聞いても母親は「それも演技よ」と冷たくあしらった。

 本人が「(TBSは)僕を月曜日に生かそうとして、水曜日に殺そうとしてる」(オリコン「ORICON NEWS」19年1月27日)と言うように、クロちゃんの「ウソつき」キャラを浸透させたのは「水曜日のダウンタウン」(TBS)だ。

 最初にウソツイートが発覚したのが、17年5月24日に放送された企画「『起きたら人がいる』が結局一番怖い説」。クロちゃんの自宅でドッキリを仕掛けるため、動向を見張っていたスタッフが「歩いて帰るしん」というツイートを見て安心したのもつかの間、タクシーで帰ってきて慌てたことから始まった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  3. 3

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 4

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  5. 5

    パワハラ疑惑の橋本環奈はやはり超多忙?マネジャーが6年前「あなたに想像出来ないほど環奈は忙しい」とファンに伝えていた

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

  3. 8

    がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

  4. 9

    日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし

  5. 10

    農相・法相の後任人事でも石破カラー封印…「党内融和」優先に世論ますますがっかり