動画配信サービス発案で特許 野口五郎は“副業”でも第一線

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 野口五郎(61)の仕事術が話題だ。「テイクアウトライブカード」という動画配信サービスを発案、これがドリカムの全国ツアーで採用されて1万枚以上を売り上げる大ヒットとなっているというのである。

 カードは税込み1枚1500円。カードのQRコードをスマートフォンやタブレット端末で読み取ると、歌手のステージが360度見ることができたり、ステージ裏の映像が流れる仕組み。野口は駅前や路上で歌を歌い、CDを手売りしている若者たちの姿を見て「音楽に集中できる環境をつくってあげたい」と思ったのだという。

 それがライブの感動を持ち帰るというサービスをつくるきっかけとなり、2011年に特許を取得、13年から実用化されているそうだ。これがCDの売れ行き不振の続く音楽業界の注目を集め、男性ユニット「BOYS AND MEN」や女性アイドル「でんぱ組.inc」なども、ライブ会場などで野口発案のカードを販売しているという。

 野口といえば、中高年世代には1970年代の新ご三家のひとりであり、懐かしの男性アイドルとの印象が強い。だが、一部女性誌によると「野口さんは日本でいち早くダウンロードサービス市場に目をつけるなど音楽界の未来を考えて、副業を手がけていたんです」と音楽業界関係者が語っている。

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