「マッドのイカれた青春」実石沙枝子著

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「マッドのイカれた青春」実石沙枝子著

 ブスと言われてきた馬淵季子は、誰にも何も期待しないで生きてきた。入学した高校でリカちゃん人形のような超ド級の美少女の後ろの席になった。名前は槙島朱里(あかり)ダイアナ。愛称はマッド。

 マッドは2人1組になる必要があるときは、なぜか決まって季子とペアを組む。同級生の野宮さんが「マッドって、デブスをそばに置いて自分を引き立ててるんだよ」と言った。ゴガッともドサッとも表現できない音がして悲鳴が聞こえた。「あたしはいい、馬淵さんに謝れ!」とマッドが叫んだ。野宮さんが倒れていて、前歯が2本、床に転がっていた。

 美しすぎるため周囲の嫉妬と反感に悩む少女を描く青春小説。 (祥伝社 1980円)

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