「超少子・超高齢社会の日本が未来を開く」長谷川敏彦、鎌田東二著

公開日: 更新日:

「超少子・超高齢社会の日本が未来を開く」長谷川敏彦、鎌田東二著

 日本の医療制度改革の歴史分析などを行っていた長谷川は、年齢や世代を超え、高齢者と若者がチームとして支え合う社会システムを構築することが50歳からの人生が長くなった「超少子・超高齢社会」のモデルだと考える。それを高齢化社会先進国である日本から発信することが、ほかの国々から期待されている。

 また、宗教学、哲学が専門の鎌田は、日本が医療において、世界に対して真っ先に果たす役割があるとすれば、それは宗教文化に基づいた自然生態倫理と自然生態美意識だと指摘する。

 超少子・超高齢化が進む日本の未来について、医療と宗教の2人の研究者が対談。 (集英社 2200円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    尽きぬ破天荒エピソード…それでもショーケンが愛された訳

  2. 2

    河合優実が日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」の舞台裏…石原さとみと激しいガチンコ勝負

  3. 3

    教諭体制は日本一も…“国公立の雄”筑波大付属小の落とし穴

  4. 4

    「中居正広問題」ではノーダメージも、夫は吉本芸人…フジ山﨑夕貴アナの育休復帰は正解か

  5. 5

    やす子は人間不信に…友人から借金を頼まれたら「さっさと貸して縁を切る」という新発想

  1. 6

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 7

    「石破降ろし」不発の裏でうごめく与野党の身勝手な思惑…野望ついえた安倍一派は“特大ブーメラン”に真っ青

  3. 8

    愛子さまに、佳子さまご結婚後も皇室に残る案が進展も…皇族数減少の課題にご本人の意思は?

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    数年前から“終活”も 萩原健一さんの知られざる闘病生活8年