「再編!世界の航空会社」谷川一巳著

公開日: 更新日:

「再編!世界の航空会社」谷川一巳著

 この半世紀で激変した世界の航空会社の歴史を振り返るテキスト。

 1970年、ジャンボ機ことB747が就航。空の大量輸送時代が始まる。当時は世界的には航空会社数は少なかったが、すでに飛行機が日常の乗り物だったアメリカでは多くの民間航空会社が存在していた。78年、アメリカで航空自由化が進むとさらに乱立して、統合、買収、身売りなど、戦国時代に突入。

 90年代に入ると世界の航空会社が航空連合化へと進み、格安航空会社も登場。この間に老舗航空会社が消滅し、やがて航空便の運航を国の主産業にする国が現れ、「中東御三家」と呼ばれる航空会社が台頭する。

 再編により、複雑化する航空券予約のアドバイスなど実用的な情報を交えながら、世界の空の激動の半世紀を俯瞰する。 (交通新聞社 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    スタンフォード大・麟太郎のメジャースカウト評価は課題山積…ド軍指揮官からも耳の痛いアドバイス

  2. 2

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 3

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  4. 4

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  5. 5

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  3. 8

    大阪府の8割の小売店でコメ品切れ発生だが…吉村知事「備蓄米放出しろ」が腑に落ちないワケ

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    巨人・坂本勇人は《潔くユニホーム脱ぐべき》低迷でも“1年延命”で現役続行か