1947年、徳島県生まれ。70年「光る風」で注目され、72年「喜劇新思想大系」でリアルな画風のギャグを確立。74年連載開始の「がきデカ」が社会的ブームに。88年から小説執筆を開始。2014年、原作を担当した「羊の木」(いがらしみきお画)が文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。著書に「蝉花」「火床より出でて」「大阪弁の犬」「王子失踪す」ほか。
赤ん坊のような手つきで無くした頭に触れようとしている。青白い条線がスパークする。女の身体が爆裂した。黒煙の中で綾瀬は肉の焦げる臭いを嗅いだ。赤松の腰から上が消えていた。千切れた切断面から恨みの音声が血液の代わりに噴き出ていた。赤松の下半身がぎくしゃくと動いて横たわったエミューへ…
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