吉川英梨
著者のコラム一覧
吉川英梨作家

1977年、埼玉県生まれ。警察小説のシリーズ作品を多く執筆。著書に「警視庁53教場」「十三階」各シリーズほか、「海蝶」「雨に消えた向日葵」など多数。

<59>臼井、またどこかで会おうな

公開日: 更新日:
イラスト・西川真以子

第四章 溺れる猿

 彩子と入籍した。

 市役所を出た足で舞鶴総合病院へ向かい、主治医に生体肝移植を申し出た。医師は京都市内にある京西大学病院に紹介状を書いてくれた。生体肝移植実施件数は国内トップで歴史も古く、申し分ない。

 桃地は京西大学病院の移植医療センターに…

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