クスリ社会を正しく暮らす
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グレープフルーツジュースが効き目を強めてしまう薬はたくさんある
血圧を下げる降圧薬とグレープフルーツジュースの“飲み合わせ”は広く知られています。グレープフルーツに含まれているフラノクマリン類が、腸内の細胞に存在する薬物代謝酵素CYP3A4を不可逆的に阻害するか…
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学校薬剤師は「空気検査」で一酸化炭素や二酸化炭素の測定を行う
学校薬剤師として、インフルエンザなどの感染症がはやる冬場は「空気検査」をよく実施します。 教室でストーブを使用している場合には一酸化炭素の測定を行います。ストーブが不完全燃焼を起こしていると…
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昭和6年に誕生した「学校薬剤師」はどんな仕事をしているのか
先日、「学校薬剤師」として小学校の水道の水質検査を行いました。学校薬剤師というのは、学校医や学校歯科医らとともに、学校保健安全法で学校に設置が義務付けられています。 学校医というと、児童生徒…
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「薬剤管理サマリー」の活用はポリファーマシーの減少につながる
最近、「かかりつけ薬局」や「かかりつけ薬剤師」を持たれる方が増えてきています。かかりつけの薬剤師は、その患者さんが多くの医療機関で出してもらっている薬をすべて把握し、飲み合わせがないか、副作用が出て…
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高齢者施設での服薬を昼1回に集約…医療安全の向上につながる
日本老年薬学会は、高齢者施設でのポリファーマシー対策を実行するために、「服薬回数を減らし、昼1回に服薬を集約する」とした服薬簡素化を提言しました。 介護老人保健施設(老健)などでは、施設職員…
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オンライン服薬指導の注意点…対面でなければわからないことがある
先週まではオンライン診療・服薬指導のメリットばかりお話ししましたが、もちろん注意点もあります。 最も気を付けるべき点は、「医療従事者が実際に患者さんに触れることができない」ことではないでしょ…
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Amazonファーマシーは国民の薬に対するリテラシーをアップさせる
去る7月23日に行われた「Amazonファーマシー」の記者会見に同席させていただきました。Amazonファーマシーとは、Amazonショッピングアプリ上の自身のアカウントから、登録されている対象薬局…
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広がる「オンライン服薬指導」はどんどん進化している
病院に足を運んで診察してもらう方法を「対面診療」と呼び、ビデオ通話のようにパソコンやスマホなどを通して診察する方法を「オンライン診療」と呼びます。同様に情報通信機器を通して行う服薬指導を「オンライン…
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「ポリファーマシー」を勘違いして必要な薬まで減らされている患者もいる
「ポリファーマシー」という言葉を聞いたことがあるという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。ポリファーマシーとは、「医薬品を多剤服用しており、かつ害が生じている状態」と定義されます。高齢者の3分の…
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妊婦には使えなかった降圧剤が最近になってOKになった理由
「妊娠しているのですが、この薬は飲んでも大丈夫ですか?」 薬剤師として病院に勤務していると、医師や患者さんからとてもよく聞かれる質問です。一番心配なのは、医薬品による催奇形性や先天異常など胎児…
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「アナフィラキシー」に備える注射薬を携帯する児童が増えている
先日、小学校の教員を対象に「エピペン」の講義を行いました。近年、小学校では食物アレルギーの児童がエピペンを携帯しているケースが増えているのです。 エピペンは、過去にアナフィラキシーを起こした…
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【毒蛇咬傷】噛まれてもほとんど症状が出ない人がいる
暑い季節になるとアウトドアでの活動が増えます。同時に蛇に噛まれて病院に運ばれる人も増えてきます。日本には60種類程度の蛇が存在しているといわれていて、中でも毒蛇に噛まれると命に関わるケースもあります…
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適切な治療や薬を知っておくためガイドラインを活用したい
今年4月に「成人肺炎診療ガイドライン2024」が発刊されました。診療ガイドラインには、その疾患の診断方法や標準的な治療方針などについて最新の情報が記載されています。多くの医療従事者にとって、さまざま…
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目薬の正しいさし方…点眼後にまばたきはしない
先日、ヘルパーさんから「点眼薬(目薬)」をさす順序について質問がありました。複数の点眼薬を使う場合、点眼の間隔を5分以上空けていれば配合変化などの影響は少ないとされていますが、それでも後から点眼され…
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先発薬とジェネリックの差額を患者が負担する制度が盛り込まれた
2024年度診療報酬改定では、「長期収載品の選定療養」が盛り込まれました。「選定療養」とは健康保険法に基づく医療サービスの一種で、患者さんが追加費用を負担することで、保険適用外の治療を保険適用の治療…
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「働き方改革」で病院薬剤師が取り組むべきタスクシフト
2018年に成立し、19年4月から施行されている「働き方改革関連法」。有給休暇年5日の取得義務やフレックスタイム制の導入など、身近なところで働き方の変化が生じているのではないでしょうか。 し…
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薬剤師も人手不足…紹介会社に支払う手数料に悩む施設も多い
人口減が続く中、どの産業においても人手不足は深刻な問題です。医療業界でも昨今は人手不足が話題になることが多く、薬剤師に関しても不足している病院や薬局が増えています。2024年度にスタートした第8次医…
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災害時の医療支援は必ずしも美談ばかりではない
今年2月、災害医療チームの一員として能登半島地震の被災地に入りました。災害において支援に入った方を悪く言う報道はほとんど見かけませんが、必ずしも美談ばかりではありません。私自身、災害医療に関する知識…
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被災地の支援活動では車での移動中に恐怖を覚えた場面も
私が災害派遣で珠洲市に行ったのは地震から1カ月以上が経過した頃でした。金沢から能登半島に向かう高速道路「のと里山海道」は途中で寸断されており、車で金沢を出発して珠洲に入るまで、3時間以上かかりました…
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被災地では薬剤師仲間のつながりが大きな助けになった
災害時、被災地に支援で入る医療従事者ですが、強い使命感を持って自ら進んで名乗り出る人もいれば、そうでない人もいます。私はどちらかといえば後者に当たるかもしれません。現地がどのような状況なのか情報も乏…